2021.04.07 アイテム シルク,マスク,ハミングバード
絹は太古の昔から私たちの暮らしを潤してくれています。
戦後、化学繊維の普及や海外生糸の輸入により群馬県の国産の絹は最盛期の0.13%にまで
減少してしまいました。
途絶えつつある養蚕業、製糸工場、製造工程を後世に引き継ぎ、国産絹を守りぬく取り組みを
群馬県の協力のもと続けています。
群馬県で開発されたオリジナル蚕品種の繭を使ったぐんまシルクの一つで、純国産の稀少な高級ブランドです。
中でも群馬県安中市(碓氷製糸場)でホルマリン等の防腐剤を使用しない独自の技術で製糸されています。
絹は長期間ご使用されるとタンパク質中に含まれるアミノ酸の働きでお肌に無理なく角質化した皮膚や余分な脂分をとり、老化を抑え肌の新陳代謝を活発にする効果があります。シルク生地を2枚、芯に銀イオンの抗菌剤を使った綿生地を1枚使用しています。
*独特な絹の撚り方で編んでいますので光の反射によって見え方が違いますがご使用には問題ございません 。
*洗濯機 可 (ネットに入れて下さい) 乾燥機 不可
*化学繊維ほど強い繊維ではございません。
*薄茶の節がはいる事がありますが、自然の生糸とご理解下さいませ。
群馬県の養蚕場では桑から育てています。桑の葉を食べて元気に育ったお蚕さんです。桑畑から収穫して新鮮なうちに養蚕場に運びます。
養蚕の全ての行程は手作業になります。
お蚕さんはとても環境の変化に弱く、直射日光も高温多湿にも弱いです養蚕場内は蚊取線香も虫よけスプレーも禁止です。お蚕さんが寄り過ぎて集まってしまうと食べ終わった桑の葉のカスや糞が発酵して熱(座熱)が発生して死んでしまうこともあります。毎日、目を離さず飼育環境を整えることがとても重要で手間のかかるお世話です。
養蚕場のお母さんの愛情と栄養をたっぷりうけて、8cm大に成長します。繭になる準備が始まると桑の葉を食べなくなります。小さなマス目状の箱を立てておくと自分でマス目に入り繭を作ります。
養蚕場のお母さんの手をはなれか弱くお世話がないと生きられないお蚕さんが自分で身を守るために細い湿度のある糸を出して繭を作ります。
繭の誕生です。
自然の営みの中でお蚕さんと人間の共存共栄を感じました。
貴重な養蚕の現場、そして国産シルクが衰退していく現実との狭間であきらめなかった群馬県の養蚕業。改めてこの貴重な〔ぐんま200〕を取り扱えることを嬉しく思います。
ぜひお楽しみください。
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